体脂肪と代謝をあげるダイエット
人間の体は、摂取するエネルギーが不足したときに備え、生命や日常生活が維持できるよう余分なエネルギーを脂肪として一時的に体内に蓄えようとする働きがある。
脂質は1gあたり9kcalも熱量があるので、エネルギーとして蓄えておくのには最適な栄養なのである。
ということは、本来、体脂肪とは人間にとってとても必要なものなのである。
体脂肪は、基本的に摂取エネルギーと消費エネルギーの収支がプラスになたときに、余ったエネルギーが脂肪に変わり、脂肪細胞に蓄えられ体脂肪を増やしていくのである。
ダイエットで重要なのは、体重ではなく体脂肪を減らすことである。
食事制限だけの急激なダイエットは、体脂肪ではなく筋肉や水分が減っただけである。
筋肉が落ちれば、代謝が低下しますますやせにくくなり、さらに太りやすい体質になる。食事制限と適度の運動で基礎代謝を増やしながら脂肪を減らすのが、ダイエットの王道といえる。
基礎代謝量とは、生命維持に必要な最小限のエネルギー消費量のことである。
何もしなくても消費するカロリーである。
基礎代謝量は体重、年齢、性別によって異なるが、一般的には1000~1600kcalとされており、そのうち約1/3が心臓の活動や呼吸、体温維持などに使われ、2/3が筋肉などの活動によって消費される。
ということは、基礎代謝が高い体は太りにくい体質ということになる。
基礎代謝を高くするには、その消費エネルギーの半分以上を占める筋肉を増やすことである。(筋肉1kgにつき、1日に30kcal消費するといわれている。)
筋肉が増えれば増えるほど、基礎代謝量は増えるということである。
食事はエネルギーを摂取するだけだと思っている人も多いと思うが、食事をすること自体がエネルギーを使うことでもある。これを「食事誘導性熱代謝」という。
食品の中には、とくに熱代謝の高い、食べるだけで脂肪を燃やし代謝を上げてくれるものがある。この代謝を上げる食品を利用することで、効率的にエネルギーを使うことが出来る。
代謝を上げる食品の代表的なものが、にんにく・しょうが・とうがらしといった香辛料である。
また、コーヒーや紅茶に含まれるカフェインも、代謝を上げてくれる。朝の一杯の濃いコーヒーで頭がすっきりするのは、カフェインの作用で体が目覚めるからだ。コーヒーや紅茶で代謝を上げたい場合は、砂糖なしがよい。
朝食に、卵・豆腐・納豆・牛乳などの良質なたんぱく質をとると、代謝が上がって体が活動的になる。たんぱく質は筋肉の材料なので、代謝を上げるためには欠かせない食品である。
また、唐辛子エキスのカプサイシンや、油の一種である異性化リノール酸を主成分としたトリナンといったサプリメントなどを上手に利用することで、食事制限も楽になる。
フライにすると、材料の20%も油を吸ってしまうので、高エネルギーとなるのでなるべく控えるようにしたい。
揚げ物や炒め物など、油をたっぷり使う調理法は避けるようにし、「煮る」「蒸す」「ゆでる」などの調理法を優先させたい。また、テフロン加工のフライパンを使うようにすれば、油を使わず調理することが出来る。
サラダや和え物に使うマヨネーズやドレッシングは、ノンオイルのものやポン酢を利用するとよい。また、飲み物は、糖分がたくさん含まれているジュースは極力避けるようにし、緑茶やミネラルウォーター、ノンシュガーのコーヒーや紅茶にする。
菓子類は、脂肪や砂糖が多く、エネルギーが高いものが多いので、できるだけ避けたい。
カテゴリー:食事によるダイエット方法